風の強い日でしたが、さくら(年長)組はバス遠足、石狩灯台(はまなすの丘公園)の自然探訪です。
まずは、その昔有名な映画(知ってますか?)の舞台にもなった石狩灯台の見学
すぐ近くで見ると・・・「うわ~たか~い!」
先生からは「17m・・・みんなの背丈の約17人分くらいの高さから海に向かって灯りを照らしてるんだよ。」と教えてもらいました。
海の反対側を見ると、北海道一の大河石狩川の川面が広がっています。
堤の上から木道へ、さらに木道を降りて石狩川の河畔へ
今日の自然探訪の目的のひとつは、川の流れで運ばれて川底に蓄積する砂鉄の層を見ることだったのですが、強風で川面に激しい波が立っていて、川岸に下りるのは断念しました。
講師の先生が用意して下さっていた川砂から磁石を使って砂鉄を取り出してみる遊び(実験)をやってみました。
(アメリカンドック? あるいはつくねの焼き鳥?)
強い磁力であっという間に砂鉄がくっつく不思議に興味津々です。
用意された砂だけでなく、足元にある砂からも砂鉄をくっつけてみたり
みんな「もう終わりにして次に行くよ」と言われるまで、ず~っと遊んでいました。
その後また木道を歩いてビレッジセンターに戻ります。
この辺の草木は強い風のせいでに大きくなれないんだって教えてもらいました。
ビレッジセンターでトイレ休憩の後
すぐ前の浜に移動して、出発時間まで自由に遊びます。
みんな波打ち際まで一斉に走って行くかと思いきや
しゃがんで砂遊びしたり
男の子たちは、夢中でとんぼを捕ったり
ほんの10分くらいで、こんなに捕まえたトンボとり名人がいました。
明治25年に運用が開始された石狩灯台。もともとは石狩川河口と海に挟まれた陸地の先端に建てられました。
ところが、いま灯台の建つ場所からさらに1.5㎞もの陸地(砂嘴)が続いています。
これは100年余りの間に、石狩川が運んでくる砂によってつくられたものだそうです。
砂浜のあちらこちらに砂鉄が堆積して層を作っているのが観察できます。
また、年中強風の為に、砂浜に生える草木の背丈はとても低いままです。
子どもたちには、そんな自然の科学について、(今はまだ十分に理解することは難しいけれど)いつかしっかり学んでほしい。
今日のような体験によって実際に感じた純粋な好奇心や興味が、自発的な学びの入り口になったり、将来学習する時の確かな力になってくれるのではないかと期待しています。