たんぽぽブログ

もっと遊びたいのに・・・

夕方、保護者がお迎えに来ると、嬉しそうにとびついて行く子ども達・・・

という姿が普通だと、だいたいは思われるのでしょうが、たんぽぽ、特に2階の年少・年中・年長組では、ちょっと違うやり取りがよく見られます。

「さ、帰るよ!」といわれても、なかなか帰ろうとしなかったり、「え~!早い!」「もっと遊びたいのに!」と文句を言う子もよく見かけます。

お仕事で疲れていて、なるべく早く帰っておうちの事をすませたい保護者の皆さんには非常に申し訳ないのですが、これ、こども園としては、本来あるべき子どもの姿だと思っています。

たんぽぽの年少以上の子どもたちは、帰りの会の後、ホールや園庭で思いっきり体を動かしたり、絵本コーナーで絵本を読んでもらったり、お絵描きをしたり、ブロックや積み木や粘土やパズルをしたり・・・それらを自分で好きに選んで自由に遊びながらお迎えを待っています。

子どもたちだって、パパやママのお迎えが嬉しくないわけではないんです。でも、その瞬間には「もっとやっていたい!」と思えるくらい楽しく遊びこんだり、興味の持てる活動をしている、ということなのだと思います。

たんぽぽとは違い、夕方それぞれのクラスの部屋で、その日に決められた動きの少ない遊びをやりながら、ただお迎えを待たせる園も結構あります。そういう園では、ドアが開く音がすると、自分のお迎えかと期待して多くの子どもたちが一斉にそちらを見たりします。いつもよりちょっとお迎え時間が遅くなったり、残っている人数が少なくなってくると寂しがったりする子もいます。みんな早く帰りたくてしょうがない・・・そんな園では、ほとんどの子がお迎えの保護者にとびついて行きます・・・。

「我が子が待っているだろうから」とお仕事を極力早く終わらせて、苦労しながら雪道を運転して迎えに来たのに・・・というお気持ちは本当によくわかりますが、

待っている間も子どもたちが楽しく充実して過ごしていることをぜひ喜んでいただけたらと思います。