快晴!初夏の暑さ
ひまわり(年中)組・ちゅうりっぷ組(年少)組合同でふれあいの杜公園へ。
(遊具は使用禁止でしたけど)素晴らしい見晴らしです。
さくら(年長)組は畑の土おこし。家庭保育協力等で欠席の子が多い中、「少数精鋭」で頑張りました。
畑までの河川敷の道は、草がずいぶん伸びていて、たんぽぽの花を摘んだり綿毛を吹いて飛ばして遊んだりしながら歩きます。
さくら組の畑は、今年もサツマイモと枝豆を植える予定ですが、「草をとって土をおこさないと植えられない」と説明して
みんなで、スコップで土を起こしていきます。
本物のスコップを使うのはみんな初めて。
最初は、使い方がわからなくて、「わかんない!」「どうするの?」という声が聞かれましたが、やっているうちにすぐ上手にできるようになりました。
スコップをしっかり踏み込んで「えいっ!」と土を起こすと、草の根っこだけでなく、いろんな生き物が出てきます。
「せんせい、アリがいっぱい!」
「クモがいた!クモ!」
「わ~、ミミズ!」「え~っ!やだ~っ!」
子どもたちのこれまでの自然体験、特に土の体験の乏しさによる反応ですが、これから畑の取り組みを繰り返す中で、「居るのが当たり前」と思えるようにさせたいと思います。
ミミズについては、手のひらに乗せて見せながら「ミミズはねえ、畑のお野菜を美味しくしてくれるいい虫なんだよ。だから優しく土に戻してやってね。」と話すと、極端な拒否はすぐなくなりました。
こういうのは、身近な大人が嫌って見せることが子ども達にいちばん影響しているように思います。
食育の基本は、まず食べ物が口に入るまでのストーリーを子どもたちがどれだけ実践的に学ぶかということだと思っています。
昨年はコロナ禍によって、枝豆の種やサツマイモの苗を植えるところからでしたが、今年は土を作る所からのストーリーを体験できました。アリもクモもミミズもそのストーリーの一部です。
こんど植える時は、少しでも多くの子が登園できているといいなと思います。