コロナ感染が急拡大して、道内の新規感染は昨日が1437人、今日は1644人・・・
道が「まん防」適用の要請を決定したというニュースが流れています。
石狩市からも感染防止対策の協力を保護者に求めるおたよりが出されて、今日配布しました。
園児や家族が感染したり濃厚接触者になったりした時には、確実に園に連絡し所定の期間お休みしていただくようにお願いする内容です。0~2歳児の場合、その間の保育料については市によって日割減額されます。
もう1つ、コロナ感染の有無にかかわらず、発熱・咳などがあった場合は、症状がなくなってから24時間以上経過するまで園をお休みすることが要請されています。今の感染状況を見れば、クラスターを防ぐための初期対応として、これまで以上に徹底するべきことだと思います。
ところが、おたよりを見る限り、この場合の休園には保育料の日割減額が行われないようなのです。
「理屈に合わない」と思い、市に問い合わせしたのですが、やはり、減額されないとのことです。
「感染拡大の特別な状況の中で、利用者の意に反してお休みいただくのに、その間の保育料を減額しないのはおかしくないですか? 」と言ってみたのですが、「国が決めたことなので・・・」という返答です。
さらには、「以前から同じ内容のお願いをしてきています。『減額にならないなら休ませない』という保護者の方がいるのですか?」と逆にきいてきます。
たしかに、たんぽぽの保護者からそういう意見を聞いてはいません。おそらく、みなさん不満には感じているけれども「しかたない」と受忍している、というのが実際のところではないでしょうか。しかし、だれも表だって文句言わなければそれでいい、というものではないでしょう。
この場合、休園を求められた日数、保護者の方はおそらく仕事を休まなければなりません。実際に収入減になる方もいるはずです。結果的に感染してなかったとしても、休むことを求めた側が、せめてその分の保育料を減額するのは当たり前の道理ではないでしょうか。
市は「国の規定」を盾にしていますが、保護者に休園を要請する主体は、このおたよりを出した石狩市です。ならば、国の規定にかかわらず、市が独自に費用負担して保育料を減額する工夫をしてしかるべきではないでしょうか。
市の対応は、コロナ禍を口実に市民に無理を強いることに慣れ、守るべき道理を軽んじて何ら省みようとせず、主体的に問題解決をはかることを放棄しているようにしか思えません。