朝からおっきい子たちは、久しぶりの3クラス合同リズムです。
同じリズムをさくら(年長)組→ひまわり(年中)組→ちゅうりっぷ(年少)組の順にやっていきます。
上の子たちの動きを真似て、下の子たちもだんだんいい動きになっていってます。
さくら組の午後の活動は、稲の「脱穀(だっこく)」
先月5日の稲刈りで寺山農場からもらってきて1か月干しておいた稲束から、1本1本手でしごいて籾(もみ)をはずしていきます。
1グループ4人で1束を担当。はじめはみんな面白がってやっていたけど、だんだん「つかれた」「手がいたくなった」と言い出す子もちらほら
間借りしているちゅうりっぷ(年少)部屋は、ワラだらけ
それでもみんなで頑張って、1時間でやり上げ、最後は床に落ちた米粒まで丁寧に拾って終了。
保「ほら、こんなに籾ができたよ」
子「もう食べられる?」
保「まだまだ、このままは炊けないでしょ。籾殻はずして白くならないと。」
この後、すり鉢を使って「籾摺り」して玄米に。さらに瓶に入れて棒で搗いて「精米」してやっと食べられます。
みんなで頑張れば1か月くらいでできるかな?
そうそう、昨日拾ってきた栗は皮をむいて冷凍してあるから、栗おこわにして食べよう。
食べ物が口に入るまでのストーリーをどれだけ具体的直接的に知るか、できれば実践を伴って。というのがたんぽぽが取り組む食育です。稲の脱穀なんて、現代の稲作ではコンバインで刈り取ると同時に籾になって袋に収まります。籾摺りだって精米だって、その過程を見る機会はほとんどなくて、白米になってお店に並んでいる所しか知りません。
こんな大変な思いをしても最後に口に入るのは、1人2口か3口ですが、きっと何か後々まで残るものを感じてくれるのではないかと期待して毎年取り組んでいます。
ちなみに、園庭で育てていたバケツ稲はなぜかほとんど穂に実が入らず、収穫になりませんでした。作物を育てることの難しさも一緒に学ぶことになっちゃいました。