毎年スイカを作っている園庭、実はあんまり水はけがよくありません。
水遊び泥遊び大好きな子どもたちにとっては好都合なのですが、ことスイカの生育にはよろしくないので、いったん畑の区画の土を掘り出し、そのあと埋め戻して水はけをよくすることにしました。
早朝から耕うん機で軟らかくしておいた土を掘り出すため、さくら(年長)組13名がスコップを手に作業開始。
先生達も手伝いながら、15分で縦8メートル、横2メートルの区画を20センチの深さに掘り下げました。
ここから下が水を通しにくい問題の硬盤層。もう1度耕うん機をかけて砕きます。
その間もさくらさんたちは休みません。園庭の石拾いをする子、落ち葉とぬかを切り混ぜてたい肥作りを手伝う子、耕うん機が土を耕す様子を側でまじまじと見つめる子。
さくらさんたちの作業予定はここまでだったのですが、先生たちが2度目の掘り出し作業にかかると、みんな再びスコップを手に穴の中へ。
力を合わせて奮闘すること20分。30数センチの深さにまで掘り下げたところで、砂利の層に当たりました。
掘り出す作業はここまで。底に残った土も残さずさらえてきれいにします。
作業開始から1時間、これまでずいぶんの時間をかけて職員でやっていた作業が、信じられない短時間で終わりました。
1時間のスコップ作業はオトナでも重労働。最後まで黙々と作業を続けた年長組の体力と集中力、素敵でした。
夕方の園庭、年長さんたちの仕事が気になって仕方ないひまわり(年中)さんとちゅうりっぷ(年少)さんたち。
先生の「いいよ。一緒にやる?」の声掛けに、めいめいスコップを手に作業に参加。
こちらも結局30分以上。途中熱くなって上着を脱ぎ、お迎えが来ても「ちょっと待って!」と止めず・・・
年長組に負けない熱中ぶりで、日の暮れる頃には、土を全部埋め戻して、スイカ畑ができあがりました。
去年も一昨年もこんなにたくさん採れたんだよね。
今年もおいしいスイカがたくさん食べられますように!