たんぽぽブログ

こくわジャム作り

一昨日、当たり前のように書きましたが、「こくわ」ってどれくらいの人が知っているでしょう?

ちょっと年輩の方なら、「懐かしい! 昔よく食べたよね」と言ってくれますが、いま保育園に子どもを預けている保護者の年代だとほとんど知らないようで、何人もの方から質問されました。

北海道の山野に自生する蔓性の植物で、実がちょうど今頃食べごろになります。甘くておいしくて、野外で見つけると(たいがい手の届かない高さに実がついているのですが)知ってる人は、木に登ったり蔓を引っ張ったり叩き落したりしてでも何とか採って食べたくなるほどで、「木の実の王様」とも言われています。

その「こくわ」の実をご近所で庭に植えている方がいて、たくさん頂くことができまして、今日はそれを使って、年長組でジャムづくりをしました。

こくわの実を皆で一つ一つきれいにしたあと、ミキサーにかけ、フライパンで加熱してお砂糖を加えます。

お砂糖の量はお好みで。全員で味見して決めました。(味見は一回でいいんだって!)

皆の意見を聞いたら、ちょっと甘くなりすぎちゃったような気もするけど、おやつの時間にクラッカーにつけて食べるととっても美味しくて、みんな何度もおかわりしていました。

この子たちが、この地域で幼少期を過ごした記憶の中に、今日の「こくわ」の味とそれを食べたエピソードが、しっかり刻み込まれるといいなと思います。

そして大人になって「食べたことある。懐かしい!」と思い出してくれればいいなと思います。