今日は、さくら(年長)組・ひまわり(年中)組のみんなが楽しみにしていた地引き網。
ただ、お天気だけじゃなく波も穏やかでないとできないので、延期や中止になることも多い行事です。
昨夜まで波が高くて心配していたんですが、今朝6:00網元さんから「波がおさまったから、できますよ」の連絡が‼(やったー!)
というわけで、予定通り準備万端整えて、意気揚々と出発です。
ひまわり組は、バスで出かけるのははじめて。否応なくテンション上がります。
「わあ!飛行機みたい‼」・・・?
浜に着くと、いいお天気、いい景色、心地よい風、波穏やか、絶好の地引き網日和!
みんなの到着を待って、さっそく網元さんが船で網を回してくれます。
右側担当は、ひまわり組の子ども達とさくら組保護者有志の皆さんと職員。
ロープを引きながら、波打ち際に平行に移動していきます。
左側担当は、さくら組とお手伝いにはせ参じてくれた児童デイの先生と職員。
こちらは回した網のロープを渡された直後から、陸に向かって全力で引きはじめます。
後ろまで引いたら、いちばん前まで走って。
引きます、引きます。どんどん引きます。
ひまわりチームもさくらチームのすぐ隣りまでたどり着くと、同じように引いて引いて
網がどんどん上がってきました。
この網を砂に着けてしまうと重くなって大変なことになるので、ピンと張ったまま、後ろまで引いて、置いては前に走ってまた引いて・・・
練習の成果バッチリです。(網元さんからも「こんなに上手にできる園は他にないよ」と褒められました!)
「もういいよ!」の声に網を置いて
かかった魚を陸にあげると・・・⁉
大漁!大漁!
チカ、カタクチイワシ、ウグイがいっぱい! あとは、マガレイ、クサフグ、ニシン、カナガシラ、ヨウジウオ・・・
みんな歓声を上げて、説明にも興味津々
あんまりたくさんだったので、チカだけ選んで持ち帰ることにして、あとは海に返すことに。
波打ち際で投げるとたくさんのカモメやカラスが寄ってきて
最後までとってもおもしろく楽しい体験でした。
例年のことですが、獲ってきたお魚を食べるまでが、たんぽぽの地引き網
クーラーボックスいっぱいのチカ(いったい何匹あったのかな?)を給食室に持ち込むと、給食部の職員さん総出で調理して
全部てんぷらにして、おやつに出してもらいました。
さくら組とひまわり組では、「さあ、みんなで獲ったお魚だよ!」と配られると
かぶりついては、「おいしい!」の声が溢れました。
最初に配られた3匹ほどをあっという間に平らげて、おかわりする子も続出
骨も頭も付いたままの天ぷらをまるかじりしています。
いつもはあんまりお魚得意じゃない子たちも、これは喜んで食べるんだよね。
もちろん、獲れたて揚げたてだから、とってもおいしいんだけど。
自分たちで一生懸命網を引いて、海から上がってピチピチ跳ねていたのを見てるからっていうこともあるんだろうね。
いつもながら、いちばんわかりやすい食育だと思います。
それができるのも、快く協力してくださる給食職員のみなさんのおかげ。今日も魚を持ち込んでから3時間でおいしく調理して出してくれました。本当にありがたいです。
網にかかっていた、食べるには不向きのお魚たちをタライに入れて、急ごしらえの「タッチプール」にすると
小さいクラスの子たちも興味津々
「さわっていいよ」と言われると、初めは恐る恐る、そのうち大胆につかみ上げては、歓声を上げていました。
みんなもひまわりさんになったらお魚獲りに行くよ!
おまけ1
参加してくださったさくら組保護者有志の方々。
せっかくだから、てんぷらの試食もしていただきました。皆さん素敵な笑顔です。
おまけ2
市のこども家庭課の職員さんが、石狩浜の出入り口のゲートを空けるために来てくださったのですが、こんな格好をしてきてくれました。
子ども達大喜び! ありがたいです。