今冬、たんぽぽの園庭では、積もった雪をその都度寄せて小山を作っています。
その斜面で、小さいクラスの子たちも、ソリ遊びです。
これからもっと積もれば、もっともっと高い山ができて、長いスロープができて、もっと楽しく滑れるはず。
ところが、そうすると、雪がフェンスの高さ近くまで積みあがって、斜面を転げた子がフェンスの外の駐車場に出てしまうおそれがあります。
なので、危険防止のためにフェンスよりずっと高いネットを張ることにしました。
ところが、フェンスの際には、すでにかなりの雪が積まれており、それを一旦とらなければなりません。
大人でも1人や2人でやるのはなかなか大変な雪の量。
そこで、「ちっちゃい子落ちると危ないから、ネット張りたいんだけど、この辺の雪まず全部取らなきゃいけないんだあ。さくらさんでやってくんないかなあ?」と年長組の子たちに水を向けると
「やるやる! やりたい!」とみんな大乗り気
手に手にスコップを持って、固くなった雪を砕いては運びます。
みんな夏の畑の経験があるから、スコップの扱いはお手のもの
30分ほどで作業終了です。
子どもでも「おもちゃ」ではない本物の道具を使わせることの良さを、あらためていろいろと感じます。
また、「ちっちゃい子たちの安全のために年長の自分たちが働くんだ」という気持ちがこの子たちの中にしっかり育ってくれているのもうれしい。
まあ、何より本物のスコップで雪を掘るのがおもしろかったのかもしれませんが・・・。
午後、早速、ネットの設置作業に取り掛かっていただきました。