さくら(年長)組はバス遠足、行き先は千歳水族館(さけの科学館)です。
到着後すぐ、インディアン水車が目の前にある千歳川の橋の上から、遡上してくる鮭の見学です。
いた!いた! 水の中に沢山の大きな魚影が確認できます。
この川は石狩川の支流で、みんなが7月に行った石狩川河口とつながっていて、ここにいるのは、そこから約60キロの距離を一生懸命登ってきたサケたちです。
そんな話を先生から聞いて・・・
「先生、サケって耳ある?」
「あるよ」
「音聞こえる?」
「聞こえるよ。なんで?」
「さけぇ! すごいぞ! がんばれえ!」
なんていう、素敵なやり取りが聞こえました。
まだまだ見ていたい子もいましたが、「こんどは建物の中からサケが見えるよ」と説明して、水族館の中へ移動
入っていきなりの大水槽で泳ぐサケたちに歓声があがり、大きなチョウザメやニジマスの水槽にも見入るさくらさんたち
サケの他にもたくさんの淡水の生き物の展示があって、どのケースにもみんな興味津々です。
お魚に触れるタッチプールでは、たくさんいるマスやウグイは逃げてなかなか触らせてくれなかったけど
小さなチョウザメが愛想よく来てくれました。
手を差し入れるとたくさん突っつきに来るドクターフィッシュもくすぐったかったけど、とっても面白かった。
次々と現れるめずらしい魚や生き物たちに目を輝かせながらじっと見入る姿があちこちに見られました。
緑色に擬態したカメレオンをみつけた時は大喜び
みんなまだまだ見ていたそうだったけど「次の所は、窓からさっきのサケが見えるよ」と促されて移動
今日の見学のクライマックス、千歳川の川底が見える窓の前にやってきました。
大きなサケが次々と窓に近づいては離れていく様子を見ながら
「あ、これはオス、鼻が曲がってる!」「おっかない顔してるもんね」
「あ、こっちはメスだよ。顔が優しいもん!」
なんていう会話をするさくらさんたち。
そばでず~っと動画を撮っていた、おそらく関西方面からの観光客らしいおじさんがその会話を聞いて「すごい!さすがだなあ、北海道の子ども!」と感嘆の声を漏らしていました。
実は、最近サケの写真絵本を読んでもらって、オスとメスの違いを知って、今日はそれを確かめようとしてたんですが・・・それにしても素晴らしい興味と好奇心を全力で表している姿、素敵でした。
まだまだ見ていたい子もいたけど「おなかすいた」という声も聞こえてきて・・・(サケを見ているとお腹が空いたのかな?)お弁当にすることに。
千歳川を眺めながら食べられる芝生の土手で、愛情たっぷりのお弁当を広げます。(実は、お弁当を持ってのバス遠足はこれが最後でした。)
周囲の水辺でしばらく遊んだ後、おもしろい遊具のある公園で、バス時間まで遊びます。
ぶら下がって前後に移動するこの遊具は、毎年さくらさんたちが挑戦してきたもの。
今年は何人成功できたかな?
興味あふれるたくさんのお魚や生き物を見て、素敵な景色を見て、たくさん遊んで・・・
大きくなってもずっと記憶に残るような素敵な体験になったかな?