今日さくら(年長)組が市の福祉バスで出かけたのは
さけのふるさと千歳水族館の見学
到着後、まずは側の川に設置されているインディアン水車を見に・・・
と言っても水車は遠くに見えてるだけなので、みんなの注目は橋の下に真っ黒になって見えるサケの群れ
年長組がここに見学に来るのは今年で3年目ですが、これまででいちばん膨大な数のサケが見られました。
今年は当たりです。
今日は、他の保育園や小学校の見学もたくさん入っていて、入場人数調整のため、時間まで隣接する公園で遊ぶことに
おもしろい大型遊具があっていろいろ遊べるのですが
中でも歴代のさくらさんたちがいちばんハマったのがこの遊具
ぶら下がって体を振って前後往復するのですが、コツがつかめないとなかなかうまくいきません。
今年のさくらさんたちもみんな並んで、夢中でチャレンジしていました。
やっと入館時間が来て水族館にはいると
いきなり巨大な水槽にたくさんのサケやチョウザメが泳いでいて、思わず歓声が
側の円筒水槽では、みんなの帽子と同じ色をしてるベニザケが挨拶してくれました。
魚に触れられるタッチプールでは、たくさんの魚が群れて泳いでいたんだけど
なかなか近くに来てくれなくて誰も触れません。残念!
でも隣のドクターフィッシュの水槽では
水に入れた手をたくさんの小さいお魚が突っついてくれて
「くすぐった~い! でも、気持ちいい!」
次に移動した部屋には、大きな鯉や珍しい外国の魚の水槽がいくつもあって
とってもおもしろかったんだけど
みんながいちばん盛り上がったのは、部屋の角の木の葉っぱに紛れていたカメレオン
「カメレオンいた!」 「えっ!どこ?」 「ほら、あそこ!」
「あっ!わかった! 葉っぱとおんなじ色してる!」 「えっ!わかんない!」
「あっ!動いた! あそこだ!」
そんな会話がしばらく続きました。
見つけた時の目の輝きが、みんな素敵でした。
この水族館のメイン「展示」は何と言っても千歳川の川底が覗けるこの窓
海から80㎞をはるばる遡上してきた野生のサケが群がっているのが見えます。
橋の上から見た時も「多いな」と思いましたが、ここから見るとはっきりとわかります。(やっぱり今年は当たりです。)
大きなサケが川の流れの中を泳ぎながら、次から次へとやってきます。
その数、形、スピード感のあるダイナミックな動き、迫力に圧倒されます。
子どもたちも「怖い顔、あれ男の子(オス)、こっちが女の子(メス)だね。」とみんなちゃんと見分けられるようになりました。
大人は、「あ~!立派なメス、イクラがいっぱい入っていそう。買えば7,000円くらいするかなあ」「今年も高いんだよねえ」なんて・・・(すみません)
そんな会話のせいか、「お腹すいたあ」の声が次々と聞こえてきて、予定より早めに水族館を出て、河川敷の芝の斜面でお弁当にしました。
みんな食べ終わるのがいつもより早かったような。
たくさん歩いて、たくさん遊んで、たくさん見て、たくさん感動したから、その分お腹がすいてたのかな?
食べ終わった後もバスの出発時間まで、川の流れのそばでたっぷり遊びました。
石狩市の名産でもあるサケについて学べるこの社会見学
生き物としてのサケの生態を学ぶ理科の学習でもあり、サケが泳ぐ姿と食卓でお皿に乗ってくるサケの切り身が頭の中でちゃんと結びつく食育でもあります。
少なくとも、野生のサケの、飼われている魚とは全く違う、圧倒的にたくましい荒々しい姿に子どもたちが感動し記憶に永くとどめる。
それだけでも十分に価値のあることだと思います。